iOS4.2で、一部の標準アプリのプロセス名が変更されたようです


SysStats Monitor / Lite では稼働中のプロセス一覧を表示しています。実際のプロセス名と、ホーム画面に表示されている名前と一致している場合もありますが、それが異なっているものも多いのが実情です。
例えば、以下のアプリが該当します。

ホーム画面 プロセス名
Safari MobileSafari
iTunes MobileStore
メモ MobileNotes

このように、ただ単にプロセス名の一覧を表示するだけではわかりにくいので、SysStats Monitor / Liteでは、「プロセスブックマーク」という機能をつけて、ユーザがわかりやすい名前を付与して、その名前で表示できるようにしています。言い換えると、プロセス名の辞書のようなものです。ただ、すべてのプロセスに関してその作業を行うのはかなり面倒な作業となるので、いくつかの標準アプリについては、事前に登録済みになっています。

ところが、このプロセス名というのは、特に仕様として公開されているものではなく、あくまでも、システム内部で使用されている名称に過ぎません。予告なしに変更されることは、十分に予測されます。標準アプリだけでなく、みなさんが、自分でインストールした一般のアプリも同様です。
そういったことを織り込み済みで、このような方式を採用しています。

さて、本題に入りますが、iOS4.2からプロセス名が変更になったものがあることが判明しました。それも、機種ごとに異なる名前になっているようです。
以下に、iPhoneiPadの例を示します。


整理すると、以下の感じで、いずれもチルダ(~)のあとに、機種名が付加されています。*1

ホーム画面 プロセス名(4.1以前) プロセス名(iPhone4.2) プロセス名(iPad4.2)
連絡先 Contacts Contacts~iphone Contacts~ipad
マップ Maps Maps~iphone Maps~ipad
Game Center Game Center Game Center~ipho Game Center~ipad

その他、iPhoneでは、標準のカメラアプリのプロセスが独立したプロセスになったようです。
SysStats Monitor / Liteのユーザの方は、上記のアプリを起動し、ブックマークに登録しなおすことで、表示できるようになります。
次期バージョンでは、このあたりを考慮して、事前登録の内容を見直す予定です。

このように地味な機能ではありますが、意外に便利なので、ぜひご活用ください。

*1:きっと、iPod touchも同様だと思いますが、手元には、マルチタスキング非対応のtouch 2Gしかないので、別途調査したいと思います。